異常コード | 意味・検知手段 | 要因 | チェック方法及び処置 | ||
Eコード(基板表示) | E-NETコード(通信) | 名称 | |||
E00 | 4115 | 電源同期信号異常 | (1)電源投入時に電源周波数が判定できない(電源周波数の検出ができないためファン制御ができない) | (ⅰ)電源異常 | 電源端子台の電圧チェック |
(ⅱ)ヒューズ切れ | メイン基板へのヒューズF1、F2、F7が切れていないかチェック メイン基板へのヒューズF01が切れていないかチェック | ||||
(ⅲ)配線不良 | メイン基板コネクタCN20の1.3番ピン間電圧チェック 電源電圧(AC200V)と同等でなければCN20配線不良 | ||||
(ⅳ)メイン基板不良 | 上記がすべて正常であり異常が継続していればメイン基板不良 | ||||
E02 | 差圧起動防止保護 | (1)定速圧縮機起動時に高低圧圧力差が大きい場合、起動を遅延します(最大3分間) | (ⅰ)操作弁類の操作不良 | 操作弁類の全開を確認 | |
(ⅱ)ショートサイクル運転 | 吸込み空気温度の確認 | ||||
(ⅲ)熱交換器の汚れ | 熱交の汚れを確認 | ||||
(ⅳ)ファンモータ不良 | ファンモータの点検 | ||||
(ⅴ)ファンモータコネクタ抜け | ファンモータコネクタの差込確認 | ||||
(ⅵ)圧力センサ不良 | (「設計・工事・サービスマニュアル」参照) | ||||
(ⅶ)メイン基板の圧力センサ入力回路異常 | センサの取り込圧力をディップスイッチ表示機能により確認 | ||||
(ⅷ)圧力開閉器のコネクタ抜け | 圧力開閉器のコネクタの差込確認 | ||||
(ⅸ)冷媒量過多 | 運転中の高圧圧力確認 | ||||
E05 1E05 2E05 3E05 | 1102 1202 | 吐出昇温防止保護作動 (各圧縮機毎に判定) (TH1-1、1-2,1-3) | (1)運転中にサーミスタ<吐出管温度>が135℃を検知すると、ユニットを一旦停止し、3分再起動モードとなり、3分後に再起動する。この時メモリに異常コードを記憶する。 (2)ユニット停止から30分以内に再度135℃以上を検知することを2回繰り返すと、異常停止し、異常コードを表示する。この時メモリに異常コードを記憶する。 (3)ユニット停止から30分以内に135℃以上を検知した場合は1回目の検知となり、上記(1)と同一の動作となる (4)運転中にサーミスタ<吐出管温度>が120℃以上を30分間積算して検知すると、異常停止し、異常コードを表示する。 (5)120℃以上の積算タイマは120℃を超えることが24時間なければクリアされる。 (6)サーミスタ(吐出管温度)とは別に、温度開閉器「吐出」(135℃)が作動した場合異常停止し、 異常コードを表示する。この時メモリに異常コードを記憶する。 | (ⅰ)ガス漏れ、ガス不足 | サイトグラス確認 冷媒の追加 |
(ⅱ)過負荷運転 | 運転データの確認 吸入ガス温度の確認 | ||||
(ⅲ)インジェクション回路の作動不良 | LEV1の作動確認 LEV1・液噴射弁入出口の温度確認 (LEV1開度固定モード使用) 電磁弁(インジェクション)の動作確認 | ||||
(ⅳ)操作弁類の操作不良 | 操作弁類の全開を確認 | ||||
(ⅴ)ファンモータ不良 ファンコン不良 | ファンモータの点検 ファンコン出力値と出力電圧の確認 | ||||
(ⅵ)高低圧間のガス漏れ | 電磁弁(バイパス)21R5前後の配管温度確認 | ||||
(ⅶ)サーミスタ(吐出管温度)不良 | センサの取込み温度をディップスイッチ表示機能により確認 サーミスタの抵抗値確認 | ||||
(ⅷ)制御基板のサーミスタ(吐出管温度)入力回路異常 | 同上 | ||||
E06 1E06 2E06 3E06 | 1301 (1351) | 圧力センサ<低圧>異常 圧力センサ<低圧>異常 猶予 (PSL1、PSL2、PSL3) | (1)圧力センサ<低圧>がオープン、またはショートを検知した場合 (1回目の検知)、圧縮機を停止し3分再起動モードとなり、3分後に再起動する。この時メモリに異常コードを記憶する。 (2)ユニットの停止から30分以内に再度オープンまたはシュートを検知するとことを2回繰り返すと、異常停止する。この時メモリに異常コードを記憶する。 (3)マルチ機種は他の圧力センサ<低圧>が正常であれば、正常なセンサの値を用いて運転を継続する。 ※EP110機種は応急運転モードにより機械式圧力開閉器<低圧>にて運転可能です。 | (ⅰ)圧力センサ<低圧>不良 | (「設計・工事・サービスマニュアル」参照) |
(ⅱ)センサ線の被覆破れ | 被覆破れの確認 | ||||
(ⅲ)コネクタ部のピン抜け | コネクタ部のピン抜けの確認 | ||||
(ⅳ)センサ線の断線 | 断線の確認 | ||||
(ⅴ)制御基板の低圧圧力入力回路不良 | センサの取込み圧力をディップスイッチ表示機能により確認 | ||||
E07 1E07 2E07 3E07 | 5101 (1202) | サーミスタ<吐出管温度>異常 (TH1.1~TH1.3) | 運転中にサーミスタのショート (高温取込)またはオープン (低温取込)を検知するとサーミスタ異常とする。この時異常コードを表示し、異常コードを記憶する。他のセンサによる代用運転が可能な場合、自動的に運転を継続する。 | (ⅰ)サーミスタ不良 | (「設計・工事・サービスマニュアル」参照) |
(ⅱ)リード線のかみ込み | リード線のかみ込みの確認 | ||||
(ⅲ)被覆やぶれ | 被覆やぶれの確認 | ||||
E08 | 5103 (1213) | サーミスタ<凝縮温度> 異常(THC) | (ⅳ)コネクタ部のピン抜け接触不良 | コネクタ部のピン抜けの確認 | |
E10 1E10 2E10 3E10 | 5112 (1243) | サーミスタ<圧縮機シェル油温>異常 (TH2.1~TH2.3) | (ⅴ)断線 | 断線の確認 | |
E24 | 5104 (1212) | サーミスタ<サブクール入口管温度>異常(TH4) | (ⅵ)基板のサーミスタ入力回路異常 | センサの取込み温度をディップスイッチ表示機能により確認 | |
E25 | 5105 (1205) | サーミスタ<サブクール出口管温度>異常(TH5) | (ⅶ)機種設定間違い (リモート機種のみ) | リモート機種にて、メイン基板のディップスイッチによる機種設定が一体空冷の設定になっていないか確認 (「設計・工事・サービスマニュアル」参照) | |
E26 | 5106 (1221) | サーミスタ<外気温度 >異常(TH6) | |||
E27 E30 | 5110 (1214) | サーミスタ<インバータ放熱板温度>異常(THHS1) | |||
E28 | 5111 | サーミスタ<ファンコイル放熱板温度>異常(THHS2) |
異常コード | 意味・検知手段 | 要因 | チェック方法及び処置 | ||
Eコード(基板表示) | E-NETコード(通信) | 名称 | |||
E11 1E11 2E11 3E11 | 1500 (1600) | 液バック保護 液バック保護猶予 (各圧縮機毎に判定) | (1)吐出スーパーヒート20K以下かつシェル下スーパーヒート10K以下を2時間連続検知した場合異常停止する。この時メモリに異常コードを記憶し、異常コードを表示する。 (2)シェル下スーパーヒート10K以上かつ圧縮機シェル油温が0℃以上を検知すると運転を復帰する。 (3)シェル下スーパーヒートが25K以下かつ圧縮機シェル温度が-15℃を4時間検知した場合異常コードを表示する。(圧縮機運転は停止しません。)この時メモリに異常コードを記憶する。 (4)シェル下スーパーヒート10K以上かつ圧縮機シェル温度が0℃以上を検知すると異常コード表示を解除する。 | (ⅰ)負荷側不良 | 膨張弁の開度不良や感温筒取付不良 電磁弁<液>不良、ファンモータの故障、熱交の詰まり ファン遅延時間等の運転状態を確認 |
(ⅱ)サーミスタ不良 (TH1-1.TH1-2.TH1-3.TH2-1.TH2-2.TH2-3.PSH.PSL) | 主要電気回路部品の故障判定方法 (「設計・工事・サービスマニュアル」参照) | ||||
(ⅲ)サーミスタ取付不良 (TH1-1.TH1-2.TH1-3.TH2-1.TH2-2.TH2-3.PSH.PSL) | サーミスタ・圧力センサの取付位置家訓 | ||||
(ⅳ)メイン基板のサーミスタ入力回路不良 (TH1-1.TH1-2.TH1-3.TH2-1.TH2-2.TH2-3.PSH.PSL) | センサの取込み温度・圧力をディップスイッチ表示機能により確認 | ||||
E12 1E12 2E12 3E12 | 1143 (1243) | 高油温異常 高油温異常猶予 (各圧縮機毎に判定) (TH2-1、2-2,2-3) | (1)運転中にサーミスタ<圧縮機シェル油温>が85℃以上を5秒間連続検知すると圧縮機を停止し3分再起動モードとし、異常コードを表示する。この時メモリに異常コードを記憶する。 (2)ユニット停止から3分以降にサーミスタ<圧縮機シェル油温>が75℃以下を検知すると運転を復帰する。 | (ⅰ)ガス漏れ、ガス不足 | 低圧、サイトグラス確認。冷媒の追加 |
(ⅱ)過負荷運転 | 運転データの確認。吸入ガス温度の確認 | ||||
(ⅲ)操作弁類の操作不良 | 操作弁類の全開を確認 | ||||
(ⅳ)高低圧間のガス漏れ | 電磁弁<バイパス>21R5前後の配管温度確認 | ||||
(ⅴ)サーミスタ<圧縮機シェル油温>不良 | センサの取込み温度をディップスイッチ表示機能により確認サーミスタの抵抗値確認 | ||||
(ⅵ)制御基板のサーミスタ<圧縮機シェル油温>入力回路異常 | 同上 | ||||
E13 2E13 3E13 | 4108 (4158( | 熱動過電流継電器OCR(定速圧縮機)作動(51C2、51C3) | (1)定速圧縮機運転中にOCR(50A0ff)作動を検知すると異常停止し異常コードを表示する。この時メモリに異常コードを記憶する。 | (ⅰ)圧縮機異常 | 圧縮機が故障していないか確認 |
(ⅱ)電源配線不良 | 圧縮機への配線が短絡していないか確認 | ||||
(ⅲ)OCRまたは配線異常 | OCRの故障またはOCRからメイン基板までの配線異常 | ||||
E14 1E14 2E14 3E14 | 1302 (1402) | 高圧圧力異常 高圧圧力異常猶予(PSH) 圧力開閉器<高圧>作動(63H1、63H2,63H3) | (1)運転中に圧力センサ<高圧>が2.84MPa以上を検知すると(1回目の検知)、圧縮機を停止し3分再起動防止モードとなり3分後に再起動する。この時メモリに異常コードを記憶する。 (2)ユニットの停止から30分以内に再度2.84MPa以上を検知することを2回繰り返すと、異常停止し、異常コードを表示する。この時メモリに異常コードを記憶する。 (3)ユニットの停止から30分以降に2.84MPa以上を検知した場合は1回目の検知となり、上記(1)と同一の動作となる。 (4)初めて起動する場合に、圧力センサ<高圧>が0.1MPa以下であれば1回目の検知で異常停止する。 (5)圧力センサ<高圧>とは別に、圧力開閉器2.94MPaが作動した場合は1回目の検知で異常停止する。 | (ⅰ)操作弁類の操作不良 | 操作弁類の全開を確認 |
(ⅱ)ショートサイクル運転 | 吸込み空気温度の確認 | ||||
(ⅲ)熱交換器の汚れ | 熱交の汚れを確認 | ||||
(ⅳ)ファンモータ不良 | ファンモータの点検 | ||||
(ⅴ)ファンモータコネクタ抜け | ファンモータコネクタの差込確認 | ||||
(ⅵ)圧力センサ<高圧>不良 | (「設計・工事・サービスマニュアル」参照) | ||||
(ⅶ)メイン基板の圧力センサ<高圧>入力回路異常 | センサの取込み圧力をディップスイッチ表示機能により確認 | ||||
(ⅷ)圧力開閉器<高圧>のコネクタ抜け | 圧力開閉器<高圧>のコネクタ差込み確認 圧力開閉器<高圧>からメイン基板までの配線異常 | ||||
(ⅸ)冷媒量過多 | 運転中の高圧圧力確認 | ||||
(ⅹ)試運転時の冷媒チャージ忘れ | 試運転前の高圧圧力確認 | ||||
E15 | 瞬停保護 | メイン基板が瞬停を検知すると3分間圧縮機を停止する。この時メモリに異常コードを記憶する。 | (ⅰ)電源異常 | 電源端子台の電圧チェック | |
(ⅱ)配線不良 | メイン基板コネクタCN20の1.3番ピン間電圧チェック(運転スイッチが「運転」になっている場合) | ||||
E21 | 1302 | 高圧圧力低下異常 | (1)運転中に圧力センサ<高圧>が0.098MPa以下を検知すると圧縮機を一旦停止し、3分再起動防止モードとなり、(この時メモリに異常コードを記憶する。)再起動直前に圧力センサ<高圧>の検知圧力が0.098MPaを超えていれば再起動する。 (2)再起動直前に圧力センサ<高圧>が0.098MPa以下の状態を2回繰り返すと異常コードを表示し、自動的に代用運転に切換わる。この時メモリに異常コードを記憶する。 | (ⅰ)圧力センサ<高圧>不良 | (「設計・工事・サービスマニュアル」参照) |
(ⅱ)ガス漏れによる内圧の低下 | 低圧、サイトグラス確認、冷媒の追加 | ||||
(ⅲ)被覆やぶれ | 被覆やぶれの確認 | ||||
(ⅳ)コネクタ部のピン抜け、接触不良 | コネクタ部のピン抜けの確認 | ||||
(ⅴ)断線 | 断線の確認 | ||||
(ⅵ)メイン基板の圧力センサ<高圧>入力回路不良 | センサの取込み温度をディップスイッチ表示機能により確認 |
異常コード | 意味・検知手段 | 要因 | チェック方法及び処置 | ||
Eコード (基板表示) | E-NETコード(通信) | 名称 | |||
E22 | 5201 (1402) | 圧力センサ<高圧>異常 圧力センサ<高圧>異常 猶予 (PSH) | (1)圧力センサ<高圧>がオープンまたはショートを検知した場合 (1回目の検知)、圧縮機を停止し3分再起動モードとなり、3分後に再起動する。この時メモリに異常コードを記憶する。 (2)ユニットの停止から30分以内に再度オープンまたはショートを検知することを2回繰り返すと、異常停止します。この時メモリに異常コードを記憶し、異常コードを表示する。 (3)THCサーミスタが正常であればTHCサーミスタの値を用いて運転を継続する。 | (ⅰ)圧力センサ<高圧>不良 | (「設計・工事・サービスマニュアル」参照) |
(ⅱ)センサ線の被覆破れ | 被覆やぶれの確認 | ||||
(ⅲ)コネクタ部のピン抜け | コネクタ部のピン抜けの確認 | ||||
(ⅳ)センサ線の断線 | 断線の確認 | ||||
(ⅴ)制御基板の低圧圧力入力回路不良 | センサの取込み圧力をディップスイッチ表示機能により確認 | ||||
E31 | 4250 (4350) [101] | IPM異常 | IPMのエラー信号を検知した場合 | (ⅰ)インバータ出力関係 | (「設計・工事・サービスマニュアル」参照) |
(ⅱ)E42に同じ | E42項目確認 | ||||
E32 | 4250 (4350) [102] | 過電流<インバータ交流電流センサ>異常 | 電流センサで過電流遮断(150Apeakまたは60Arms)を表示する。検知した場合 | (ⅰ)インバータ出力関係 | (「設計・工事・サービスマニュアル」参照) |
(ⅱ)圧縮機への冷媒寝込み | 圧縮機に冷媒が寝込んでいないか確認 | ||||
E33 | [103] | 過電流<インバータ直流電流センサ>異常 | |||
E36 | [106] | 過電流<インバータ部S/W検知>異常 | |||
E37 | [107] | ||||
E34 | 4250 (4350) [104] | IPMショート/地絡異常 | インバータ起動直前にLPMのショート破壊または圧縮機の地絡を検知した場合 | (ⅰ)圧縮機地絡 (ⅱ)インバータ出力関係 | (「設計・工事・サービスマニュアル」参照) |
E35 | [105] | インバータ負荷短絡異常 | インバータ起動直前に圧縮機の短絡を検知した場合 | (ⅰ)圧縮機地絡 (ⅱ)出力配線異常 (ⅲ)電源異常 | (「設計・工事・サービスマニュアル」参照) |
E38 | 4220 (4320) [108] | インバータ直流部 母線電圧低下保護 | インバータ運転中にVdc≦180Vを検知した場合(ソフトウエア検知) | (ⅰ)電源環境 | 異常検知時の瞬停、停電等の発生確認 各相間電圧≧180Vかどうか確認 |
(ⅱ)検知電圧降下 | →電圧降下していなければINV基板交換 →電圧降下していれば下記確認 a)INV基板のCN52C不良確認→(ⅲ)へ b)72C不良確認→(ⅳ)へおよび72C接続配線チェック c)ダイオードスタック不良確認→(ⅴ)へ d)INV基板CNDC2~G/A基板CNDC1間配線およびコネクタ部チェック 上記a)~d)に問題がなければG/A基板交換 | ||||
(ⅲ)INV基板不良 | インバータ運転中にインバータ基板コネクタのCN52にDC12Vが印加されているか確認 | ||||
(ⅳ)72C不良 | 72Cコイル抵抗確認(「設計・工事・サービスマニュアル」参照) | ||||
(ⅴ)ダイオードスタック(DS)不良 | ダイオードスタック抵抗確認(「設計・工事・サービスマニュアル」参照) | ||||
E39 | 4220 (4320) [109] | インバータ直流部母線電圧低上昇保護 | (1)インバータ運転中にVdc≧425Vを検出した場合 | (ⅰ)異電圧接続 (ⅱ)INV基板不良 | 電源端子台にて電源電圧を確認 電源に問題なければINV基板を交換 |
E40 | 4220 (4320) [110] | インバータ直流部母線電圧異常 | (1)Vdc≧400VまたはVdc≦160Vを検知した場合(ハードロックウェア検知) | E38、E39に同じ | E38、E39に同じ |
E41 | 4220 (4320) [111] | ハードウエア異常・ロジック異常 | (1)ハードウエア異常ロジック回路のみ作動した場合 | (ⅰ)外来ノイズ (ⅱ)INV基板不良 (ⅲ)G/A基板不良 (ⅳ)IPM不良 (ⅴ)DCCT不良 | 主要電気回路部品の故障判定方法(「設計・工事・サービスマニュアル」参照) |
E42 | 4230 (4330) | インバータ放熱板温度過熱保護 | インバータ運転中に放熱板冷却用ファンが5分以上連続運転かつ放熱板温度(THHS1)≧95℃を検知した場合 | (ⅰ)風路つまり | 制御箱内の放熱板冷却風路につまりがないか確認 |
(ⅱ)配線不良 | 放熱板冷却ファン用配線確認 | ||||
(ⅲ)THHS不良 | (「設計・工事・サービスマニュアル」参照) | ||||
(ⅳ)INV基板不良 | インバータ運転中にインバータ基板コネクタCNFANに200Vがかかっているか確認 | ||||
(ⅴ)放熱板冷却ファン不良 | 上記運転状態で放熱冷却ファンの運転確認 | ||||
(ⅵ)IPM不良 | (「設計・工事・サービスマニュアル」参照) |
異常コード | 意味・検知手段 | 要因 | チェック方法及び処置 | ||
Eコード(基板表示) | E-NETコード(通信) | 名称 | |||
E43 | 4240 (4340) | インバータ過負荷保護 | インバータ運転中にDCCT>53ArmsまたはTHHS1>90℃を10分間連続で検知した場合 | (ⅰ)風路ショートサイクル | ユニット排気がショートサイクルしていないか、ファンモータが故障していないか確認 |
(ⅱ)風路詰まり | 放熱板冷却風路に詰まりがないか確認 | ||||
(ⅲ)電源 | 電源電圧≧180Vか | ||||
(ⅳ)配線不良(コネクタ抜け) | 放熱板冷却ファン用配線確認 | ||||
(ⅴ)THHS不良 | (「設計・工事・サービスマニュアル」参照) | ||||
(ⅵ)INV基板の放熱板冷却ファン出力不足 | インバータ運転中にINV基板のCNFANに200Vが印加されているか確認 | ||||
(ⅶ)放熱板冷却ファン不良 | 上記運転状態で制御箱内の放熱板冷却ファンの運転確認 | ||||
(ⅷ)電源センサ(ACCT)不良 | 主要電気回路部品の故障判定方法(「設計・工事・サービスマニュアル」参照) | ||||
(ⅸ)圧縮機インバータ回路不良 | 主要電気回路部品の故障判定方法(「設計・工事・サービスマニュアル」参照) | ||||
(ⅹ)圧縮機不良 | 運転中圧縮機が異常過熱していないか→冷媒回路(圧縮機吸入温度、高圧等)確認 問題なければ圧縮機異常 | ||||
E44 | 4260 (4360) | インバータ放熱板冷却ファン異常 | インバータ起動直前に放熱板温度(THHS)≧100℃を10分間検知した場合 | (ⅰ)E42に同じ | E42項目確認 |
E45 | 5301 [115] | センサ<インバータ交流電流>回路異常 | (1)インバータ運転中2Arms<出力電流実行値<2Armsを検知した場合 | (ⅰ)接触不良 | INV基板のCNCT2コネクタとACCT側コネクタ部接触確認 |
(ⅱ)ACCTセンサ不良 | ACCTセンサ交換 | ||||
E46 | 5301 [116] | センサ<インバータ直流電流>回路異常 | インバータ起動時の母線電流<18Apeakを検知した場合 | (ⅰ)接触不良 | INV基板のCNCTコネクタとDCCT側コネクタ部接触確認 |
(ⅱ)取付不良 | DCCT取付方向確認 | ||||
(ⅲ)DCCTセンサ不良 | DCCTセンサ交換 | ||||
(ⅳ)INV基板不良 | INV基板交換 | ||||
E47 | 5301 [117] | センサ<インバータ交流電流>回路異常 | インバータ起動直前にACCT検出回路にて異常値を検出した場合 | (ⅰ)INV基板不良 | (「設計・工事・サービスマニュアル」参照) |
(ⅱ)圧縮機地絡かつIPM不良 | 圧縮機地絡、巻線異常確認、INV回路の不具合確認(「設計・工事・サービスマニュアル」参照) | ||||
E48 | 5301 [118] | センサ<インバータ直流電流>回路異常 | インバータ起動直前にDCCT検出回路にて異常値を検出した場合 | (ⅰ)接触不良 | INV基板のCNCTコネクタとDCCT側コネクタ部接触確認 |
(ⅱ)INV基板不良 | INV基板異常検出回路確認(「設計・工事・サービスマニュアル」参照) | ||||
(ⅲ)DCCTセンサ不良 | (ⅱ)までで問題ない場合、DCCT交換、DCCT取付方向確認 | ||||
(ⅱ)圧縮機地絡かつIPM不良 | 圧縮機地絡、巻線異常確認、INV回路の不具合確認(「設計・工事・サービスマニュアル」参照) | ||||
E49 | 5301 [119] | IPMオープン/センサ(インバータ交流電流)抜け検知異常 | INV起動直前にIPMのオープン破壊またはCNCT2抜けを検知した場合 (起動直前の自己診断動作にて十分な電流検知ができない場合) | (ⅰ)ACCTセンサ抜け | INV基板のCNCT2センサ接続確認(ACCT取付方向確認) |
(ⅱ)配線接続不良 | INV基板のCNDR2、G/A基板のCNDR1接続を確認 | ||||
(ⅲ)ACCTセンサ不良 | 電流センサACCT抵抗値確認(「設計・工事・サービスマニュアル」参照) | ||||
(ⅳ)圧縮機断線 | 圧縮機地絡、巻線異常確認(「設計・工事・サービスマニュアル」参照) | ||||
(ⅴ)圧縮機インバータ回路不具合 | インバータ回路の不具合確認(「設計・工事・サービスマニュアル」参照) | ||||
E50 | 5301 [120] | インバータ交流電流センサ誤配線検知異常 | ACCTセンサ取付状態が不適切であることを検知 | ACCTセンサ誤取付 | 電流センサACCT取付方向確認(「設計・工事・サービスマニュアル」参照) |
E51 | 0403 (4300) | シリアル通信(メイン基板)異常 | メイン基板とINV基板のシリアル通信が成立しない。 | (ⅰ)配線不良 | メイン基板コネクタCNRS3とINV基板コネクタCNRS2間配線およびコネクタ部の接触を確認 |
(ⅱ)INV基板SW設定不良 | INV基板のディップスイッチSW1-4のOFF確認 | ||||
(ⅲ)INV基板不良 | 電源リセットしても再現する場合はINV基板を交換 | ||||
E52 | 4121 (4171) | アクティブフィルタ異常 | アクティブフィルタを接続していない状態でアクティブフィルタスイッ チがONとなっている。 | (ⅰ)ディップスイッチ設定間違い | メイン基板のディップスイッチ(SW3-8)をoffにする・ |
E70 1E70 2E70 3E70 | 1102 1302 (4108) | 機械式開閉器作動 1.圧力開閉器<高圧>(63H1.63H2.63H3) または 2.温度開閉器<吐出>(26C1.26C2.26C3) | 1.圧力開閉器<高圧> 圧力開閉器2.94MPaが作動した場合は異常停止し、異常コードを表示する。この時メモリに異常コードを記憶する。 | (ⅰ)操作弁類の操作不良 | 操作弁類の全開を確認 |
(ⅱ)ショートサイクル運転 | 吸込み空気温度の確認 | ||||
(ⅲ)熱交換器の汚れ | 熱交の汚れを確認 | ||||
(ⅳ)ファンモータ不良 | ファンモータの点検 | ||||
(ⅴ)ファンモータコネクタ抜け | ファンモータコネクタの差込確認 | ||||
(ⅵ)圧力開閉器<高圧>のコネクタ抜け | 圧力開閉器<高圧>のコネクタの差込確認 | ||||
(ⅶ)冷媒量過多 | 運転中の高圧圧力確認 | ||||
(ⅷ)圧力開閉器<高圧>または配線異常 | 圧力開閉器<高圧>の故障または圧力開閉器<高圧>からメイン基板までの配線異常 | ||||
(ⅸ)ヒューズ切れ | ヒューズ(F1.F2.F01.F4)が切れていないかチェック | ||||
2.温度開閉器<吐出> 温度開閉器135℃が作動した場合は異常停止し、異常コードを表示する。この時メモリに異常コードを記憶する。 | (ⅰ)ガス漏れ、ガス不足 | サイトグラス確認 冷媒の追加 | |||
(ⅱ)過負荷運転 | 運転データの確認 吸入ガス温度の確認 | ||||
(ⅲ)インジェクション回路の作動不良 | LEV1の作動確認 LEV1・液噴射弁出口の温度確認(LEV1開度固定モード使用)(「設計・工事・サービスマニュアル」参照) 電磁弁(インジェクション)の作動確認 | ||||
(ⅴ)ファンモータ不良 ファンコン不良 | ファンの点検 ファンコン出力値と出力電圧の確認 | ||||
(ⅵ)高低圧間のガス漏れ | 電磁弁<バイパス>21R5前後の配管温度確認 | ||||
(ⅶ)開閉器または配線異常 | 開閉器の故障または開閉器からメイン基板までの配線異常 | ||||
(ⅷ)ヒューズ切れ | ヒューズ(F1.F2.F01.F4)が切れていないかチェック | ||||
(ⅸ)操作弁類の操作不良 | 操作弁類の全開を確認 | ||||
3.熱動過電流継電器;OCR(定速圧縮機)(51C2、51C3) | 3.熱動過電流継電器(定速圧縮機) 定速圧縮機運転中にOCRの(50Aoff)作動を検知すると異常停止し異常コードを表示する。この時メモリに異常コードを記憶する。 | (ⅰ)定速圧縮機異常 | 定速圧縮機が故障していないか確認 | ||
(ⅱ)電源配線不良 | 定速圧縮機への配線が短絡していないか確認 | ||||
(ⅲ)熱動過電流継電器又は配線異常 | 熱動過電流継電器の故障または熱動過電流継電器からメイン基板までの配線異常 | ||||
(ⅳ)ヒューズ切れ | ヒューズ(F1、F2、F01、F4)が切れていないかチェック | ||||
Lo | 低圧表示 | 低圧圧力が-0.100MPa以下であることを意味します。 | (ⅰ)低圧の低下 | 低圧圧力の確認 | |
(ⅱ)圧力センサ<低圧>異常 | (「設計・工事・サービスマニュアル」参照)低圧センサのコネクタ抜けがないかチェック | ||||
H2 | インバータ圧縮機運転周波数固定運転中 | インバータ圧縮機の運転周波数を固定して運転している。 | インバータ圧縮機運転周波数固定モードを使用している | 意図して運転周波数を固定していない場合は解除(Aut0設定)してください。(「設計・工事・サービスマニュアル」参照) | |
FAn | 凝縮器用ファン出力固定運転中 | 凝縮器用送風ファン出力を固定して運転している。 | 凝縮器用ファン出力固定モードを使用している | 意図してファン出力を固定していない場合は解除(Aut0設定)してください。(「設計・工事・サービスマニュアル」参照) | |
LEU1 | インバータ圧縮機電子膨張弁<インジェクション>LEV1開度固定運転中 | インバータ圧縮機の電子膨張弁<インジェクション>LEV1開度を固定して運転している。 | №1圧縮機電子膨張弁<インジェクション>LEV1開度固定モードを使用している | 意図してインジェクションLEVの開度を固定していない場合は解除(Aut0設定)してください。(「設計・工事・サービスマニュアル」参照) | |
LEU4 | 電子膨張弁<サブクール>ELV4開度固定運転中 | 電子膨張弁<サブクール>LEV4開度を固定して運転している。 | 電子膨張弁<サブクール>LEV4開度固定モードを使用している | 意図してサブクール回路用LEVの開度を固定していない場合は解除(Aut0設定)してください。(「設計・工事・サービスマニュアル」参照) |