パナソニック 英数二桁表示 大型マルチ・床置 二方向天井ビルトイン
コード 表示 | ユニット区分 | 異常 または 保護動作内容 | 診 断 方 法 | 確 認 の ポ イ ン ト |
基本故障診断 | 運転しない | 電源、配線、機種名、リモコン電池、他 | ① 電源が入っていない ② 電源電圧の間違い ③ 連絡電線の接続間違い ④ 室内/ 室外の組合せ間違い ⑤ リモコン電池、アドレス設定不備 ⑥ 保護装置作動 | |
運転しているが冷えない (暖まらない) | 設定温度、能力不足、配管長、他 | ① 温度設定の間違い ② 室内/ 室外の組合せ間違い ③ エアフィルターの目詰まり ④ 能力不足 ⑤ 冷媒配管が長さ、詰まり ⑥ 冷媒量の点検 | ||
運転すると、安全ブレーカーが動作する | ブレーカー容量不足、専用回路、電線の太さ、空気混入、室外制御基板 | ① 安全ブレーカー容量不足、専用回路? ② 電線の太さ…細い ③ 供給電圧が定格の± 10%以内でない ④ 空気混入(冷媒過充填) ⑤ 室外プリント板破損(短絡) | ||
運転の音・振動が大きい | 配管長、取付壁、据付強度、他 | ① 配管長が短い ② 取付壁が薄い ③ 防振対策不良 ④ 製品変形が生じた ⑤ 冷媒量の過不足 |
コード 表示 | ユニット 区分 | 異常 または 保護動作内容 | 診 断 方 法 | 確 認 の ポ イ ン ト |
0 | システム | 正常 | 故障記憶なし | 正 常 |
A1 | 室内 | 室内プリント基板不良 | 室内機で電源からの検出が正常かどうか 判断します。 | ① 室内制御基板不良 ② コネクタ接続不良 ③ 室内/ 外端子盤不良 |
A3 | 室内 | ドレン水位系異常による停止 | フロートスイッチ検出回路から、フロート スイッチ作動オープン状態入力がマイコ ンに入力された時 | ① ドレン配管の詰まり、配管勾配不良。 ② フロートスイッチの導通、動作確認。 ③ ドレンモーターの確認、制御基板不良。 |
A5 | 室内 | 高圧制御、凍結防止による停止(サーミスタによる) | 熱交換器温センサーの温度が(65)℃を超えた時、熱交換器温センサーの温度が連続して(0)℃以下を検出した時に、診断記号を記憶し停止する。 | ① 室内機フィルタ汚れによる停止 ② 室内機熱交汚れによる停止 ③ ショートサーキットによる停止 ④ 室内熱交サーミスタ不良による誤検出 ⑤ 室内プリント基板不良による誤検出 ⑥ 冷媒充填量過不足による場合 |
室外 | 氷結防止制御による停止 | 冷房運転時、停止室の (A)室内熱交温度≦−1℃ (B)室内熱交温度≦室温−10℃ (A)(B)同時に(5)分継続した時 ●室内氷結防止による停止が(4) 回連続して確定したらシステムダウンします。 | ① 誤配線、誤配管による停止 ② 各室Ev 動作不良による停止 ③ 室内熱交換器温センサーの確認 【特性の変化抵抗値の確認】 ④ 室内のショートサーキット、エアフィルター目詰まりも確認。 | |
A6 | 室内 | ファン電動機系異常(DC 電動機)による停止 | ファン電動機最大回転数要求時、検出した回転数がHH タップの50%以下のとき。 | ① ファンを手でまわしスムーズに回転するか ② ファン電動機内断線、ショートによる停止 ③ ファン電動機リード線断線による停止 ④ 室内プリント基板不良による誤検出 |
C4・ C9 | 室内 | 室内熱交温度サーミスタ異常 | サーミスター入力電圧が4.96V 以上または0.04V 以下の時。 センサーの温度が(− 50)℃(1860)kΩ以上、(212)℃(120)Ω未満を検出した時、異常表示する。 | サーミスタ不良、オープン【(1860)k Ω以上】または、ショート【(120) Ω以下】していなければ、コネクタの接触不良または、制御基板不良。 |
C7 | 室内 | シャッター駆動用電動機の不良シャッター用リミットスイッチ不良 | 吹出し口のシャッターのロック 【床置きタイプのみ】 シャッターが開の時リミットスイッチが閉。 シャッターが閉の時リミットスイッチが開。 | ① シャッター駆動用電動機の不良 ② シャッター用リミットスイッチの不良 ③ シャッターの変形 ④ シャッターのシール材取付不良 ⑤ 中継ハーネス断線またははずれ ⑥ プリント板(2) 不良による誤検出 ⑦ 吹出し口に異物が入った時 |
CC | 室内 | 温度センサー 異常検出 | サーミスター入力電圧が4.96V 以上または 0.04V 以下の時。(機種により変動) | ① センサプリント板不良 ② コネクタの接触不良プリント基板不良。 |
E5 | 室外 | 圧縮機過負荷による停止 | サーミスター入力電圧が4.96V 以上ま たは0.04V 以下の時。(機種により変動) 圧縮機OL による停止が2 回確定したら システムダウンします。異常カウンターは 復帰後圧縮機運転時間60 分間異常なけ ればリセット | ① 冷凍サイクルの確認:ガス漏れ【冷媒が少ない】。 症状は、時々室外機が停止する。 ② 異常表【特性の変化:抵抗値の確認】 ③ 室外放熱妨害、室外ファン不良 ④ 四方弁動作不良、電動弁不良 ⑤ 閉鎖弁不良、室外プリント基板不良 |
E6 | 室外 | 圧縮機ロック(回転異常) | ① 圧縮機の回転が制御信号に同期しない 時、10Hz 未満が20 秒連続、または 160Hz 以上を検知した時 ② 圧縮機運転開始40 秒後、位置検出回 路による圧縮機周波数80Hz 以上を検 知したとき ③ 16 回でシステムダウン ④ クリア条件:約5 分間連続運転(正常) | ① 二方弁・三方弁の開け忘れの確認 ② 制御基板のインバーター回路【オープン】の確認 ③ 圧縮機ロック ④ 室外プリント基板不良 |
E7 | 室外 | DC ファンロック | 室外ファン電動機回転条件時、30 秒以 上ファンが回転しないとき、16 回でシ ステムダウン クリア条件:約5 分間連続運転(正常) | ① ファンロック異常の確認 ② ファンモーターコネクタの外れ、接触不良、ファンモーター不良、 制御基板不良 ③ ファンに異物がからまっていないこと |
E8 | 室外 | 入力過電流検出による停止 | 圧縮機運転中にCT 入力が(20)A 以上 の状態が2.5 秒間継続した時、16 回で システムダウン クリア条件: 約60 分間連続運転(正常) | ① 圧縮機不良による過電流 ② パワートランジスタ不良による過電流 ③ インバーター主回路電解コンデンサ不良による過電流 ④ 室外プリント基板不良による過電流 ⑤ 室外プリント基板不良による誤検出 ⑥ ショートサーキットによる過電流 |
EA | 室外 | 四方弁不良 | 冷房・除湿時 室外熱交温度−液管温度<(−5) ℃ 暖房時 液管温度−室外熱交温度<(−5) ℃ 以上の状態が圧縮機起動3 分後に出現 した場合 | ① コネクタ接続不良 ② サーミスタ不良 ③ 室外プリント基板不良 ④ 四方弁不良 ⑤ 四方弁コイル・ハーネス不良 ⑥ 冷媒異物混入による弁の切換不良 |
F3 | 室外 | 吐出管温度制御による停止 | 吐出管温度による停止が6 回確定: システムダウン 吐出管サーミスタの検出温度(120)℃以 上で停止(107)℃以下で異常を解除する。 停止温度 ① 周波数上昇時45Hz 以上or 下降時40Hz以上の時:110℃ ② 周波数上昇時30Hz以上45Hz未満 or下降時25Hz以上40Hz未満の時:102℃ ③ 周波数上昇時30Hz 未満or 下降時25Hz 未満の時:98℃ クリア条件:約60 分間運転(正常) | ① 吐出管・熱交換・外気サーミスタ点検 ② 四方弁・コイル動作確認 ③ 冷媒過不足確認 ④ 室外プリント基板不良 ⑤ 閉鎖弁・電動弁確認 |
H6 | 室外 | 位置検出センサー不良による停止 | 運転開始より、約15秒圧縮機が回転 しないとき、16回でシステムダウン クリア条件: 約5 分間連続運転(正常) | ① 圧縮機中継はずれによる誤検出 ② 圧縮機不良による起動不良 ③ 室外プリント基板不良による起動不良 ④ 閉鎖弁「閉」による起動不良 ⑤ 入力電圧異常 |
H8 | 室外 | CT 異常検出による停止 | 圧縮機運転周波数が(55)Hz 以上の時、 CT 入力が(0.1)V 以下:入力電流が (1.25)A 未満、(60) 分間に(4) 回でシ ステムダウン クリア条件:約60 分間異常停止なけれ ばリセット | ① 冷凍サイクルの確認:ガス漏れ。(冷媒が非常に少ない) ② 室外プリント基板の確認 パワートランジスタ不良 圧縮機回路の部品不良、結線状態確認。 |
コード 表示 | ユニット 区分 | 異常 または 保護動作内容 | 診 断 方 法 | 確 認 の ポ イ ン ト |
P4 | 室外 | 放熱フィンサーミスタ異常 | 各センサーのオープンまたはショートに て全停止 サーミスター入力電圧が4.96V 以上ま たは0.04V 以下の時。( 機種により変動) J3 の場合: 吐出管サーミスタ<凝縮器サーミスタで も判断しています> J8 の場合: 全てのユニットに異常が確定された場合 は、システムダウンします。 | ① コネクタ接続不良 ② サーミスタ不良 ③ 室内プリント基板不良 ④ 室外プリント基板不良 ⑤ J3 のときは凝縮器サーミスタ(冷房なら室外熱交サーミスタ、 暖房なら室内熱交サーミスタ)の不良 |
J3 | 室外 | 吐出管温度サーミスタ異常 | ||
J6 | 室外 | 室外熱交温度サーミスタ異常 | ||
J8 | 室外 | 液管サーミスタ異常 | ||
J9 | 室外 | ガス管サーミスタ異常 | ||
H9 | 室外 | 外気サーミスタ系異常による停止 | ||
L3 | 室外 | 電装品箱内温度異常による停止 | 圧縮機停止時、放熱フィン温度が(80)℃ 以上のとき(70)℃以下で復帰 | ① 室外ファン故障によるフィン温度上昇 ② ショートサーキットによるフィン温度上昇 ③ フィンサーミスタ不良による誤検出 ④ コネクタ接続不良による誤検出 ⑤ 室外プリント基板不良による誤検出 |
L4 | 室外 | 放熱フィン温度上昇による停止 | 圧縮機運転時、放熱フィン温度が(85)℃ 以上のとき4 回連続して確定したらシ ステムダウン クリア条件:約60 分間異常停止なけれ ばリセット | ① 室外ファン故障によるフィン温度上昇 ② ショートサーキットによるフィン温度上昇 ③ フィンサーミスタ不良による誤検出 ④ コネクタ接続不良による誤検出 ⑤ 室外プリント基板不良による誤検出 |
L5 | 室外 | 出力過電流検出による停止 | 圧縮機運転中に、位置信号異常・速度異 常・出力過電流の入力がマイコンに入力 されたとき16 回でシステムダウン クリア条件:約5 分間連続運転(正常) | ① パワートランジスタ不良による過電流 ② 機内配線不良による過電流 ③ プリント基板不良による過電流 ④ プリント基板不良による誤検出 ⑤ 閉鎖弁「閉」による過電流 ⑥ 圧縮機不良による過電流 ⑦ 現地据付状態不良による過電流 |
U0 | システム | ガス欠検出による停止 | ガス欠検出Ⅰ:CT で検出している入力 電流値と、圧縮機運転周波数とによりガ ス欠の検出を行ないます ガス欠検出Ⅱ:室内熱交温度と室内温度 の温度差、室外熱交温度と外気温度の温 度差から検出 ガス欠の異常が4 回確定したらシステ ムダウン クリア条件:約60 分間異常停止なけれ ばリセット | ① 冷媒不足(冷媒漏れ) ② 圧縮機の圧縮不良 ③ 吐出管サーミスタのはずれ ④ 内・外熱交サーミスタのはずれ ⑤ 内・外気サーミスタのはずれ ⑥ 閉鎖弁「閉」運転 ⑦ 電動弁不良 |
U2 | システム | 低電圧検出による停止 | 過電圧検出回路から過電圧信号がマイコ ンに入力された時またはDC 電圧検出回 路で検出した電圧が150V 未満を0.1 秒間検出した時、16 回でシステムダウン クリア条件:約60 分間異常停止なけれ ばリセット | ① 電源電圧の異常 ② 過電圧検出部の故障または、DC 電圧検出回路の故障 ③ PAM 制御部品の故障 ・ 室外機FM が内部回路ショート状態の時、連鎖破壊で室外機 制御基板を破壊する場合あり。 ・ メイン基板、電源基板も破壊する場合あり。 |
U3 | システム | 内/外組合せ不一致による停止 | マイコン上の機種組合せ検出機能により 誤接続を検出 セパレート機とマルチ機を接続したよう な場合 電圧瞬時低下、瞬時停電 電源電圧、伝送異常、LSI プログラム異 常 | ① 他室室内の凍結防止による停止 ② 室内接続機種間違い ③ 室内プリント基板搭載間違い ④ 室外プリント基板搭載間違い ⑤ 室内プリント基板不良 ⑥ 電圧瞬時低下、瞬時停電確認 |
UA | システム | 内/外受電源不良 | ||
内/外組合せ不一致による停止 | ||||
UH | システム | 他室室内の凍結防止による停止 | ||
内/外電圧不良による停止 | ||||
内/外組合せ不一致による停止 | ||||
U4 | システム | 伝送異常(室内機- 室外機間) | 室外機から送られてくるデータが受信で きない、またはデータの内容が異常のと き通信が15 秒間内−外通信が出来ない 場合システムダウン | ① 室内機、室外機プリント基板不良。 ② 内外通信線の誤配線の確認。 ③ 電圧をはかり、電圧が確実に室外機に供給されているか、もしくは 、室外機より室内機へ帰ってきているか確認してください。 |
室外プリント基板不良・送受信回路異常 | ||||
U5 | システム | 伝送異常(室内機- ワイヤードリモコン間) | 室内機から送られてくるデータが正常に 受信できない、データの内容が異常の時 | ① リモコンコード不良 ② リモコン不良 ③ 室内プリント基板不良 |
* | 室内 | 光クリーン系異常 | 光クリーンランプが点灯しなくなった時 | ① プリント基板不良 ② 光クリーンランプ不良 |